一帯は「麻布台ヒルズ」と名付けられ、このビルを含む3棟の高層ビルには、オフィスや住宅のほか高級ホテル、商業施設などが入ります。
オフィスの就業者と住宅の入居者をあわせると2万人を超えると見込まれるほか、災害などの場合にはおよそ3600人の帰宅困難者を受け入れる態勢を整え、防災拠点としての役割も担うとしています。
会員登録をされた方、弊社セミナー・個別相談時に会員登録いただいた方はNAN物件情報を含む全てのコラムをご覧いただけます。(入会費、年会費はかかりません)
2023/08/11 不動産ニュース
一帯は「麻布台ヒルズ」と名付けられ、オフィスの就業者と住宅の入居者をあわせると2万人を超えると見込まれるほか、防災拠点としての役割も担うとしている
東京 港区にオフィスや住宅などが入る高さ330メートルの超高層ビルが完成しました。
2023年11月に開業予定で、大阪市にある「あべのハルカス」を抜き、日本一の高さのビルになります。
このビルは大手不動産会社「森ビル」などが再開発を進めている東京 港区の虎ノ門・麻布台地区に建設され、8日報道関係者に公開されました。
麻布台ヒルズ森JPタワーは、地上64階、地下5階で高さは330メートルあり、大阪市の「あべのハルカス」を抜いて、現時点で日本一の高さのビルになります。
11月24日に開業します。
一帯は「麻布台ヒルズ」と名付けられ、このビルを含む3棟の高層ビルには、オフィスや住宅のほか高級ホテル、商業施設などが入ります。
オフィスの就業者と住宅の入居者をあわせると2万人を超えると見込まれるほか、災害などの場合にはおよそ3600人の帰宅困難者を受け入れる態勢を整え、防災拠点としての役割も担うとしています。
麻布台ヒルズと名付けられたエリアは敷地面積がおよそ6万4000平方メートルで東京ドームおよそ1.4個分に相当する広さです。
施設ののべ床面積は、86万平方メートルで六本木ヒルズを上回る規模です。エリアには3棟の高層ビルが建設され、このうち2棟は64階建てもう1棟は54階建てです。高層ビルにはオフィス、商業施設、ホテル、マンションなどが入ります。
大手不動産会社「森ビル」によりますとオフィスに入居する予定の企業のうち、およそ3割が外資系です。70社ほどのベンチャー企業が集まる拠点も設けられます。
商業施設には飲食店やアパレルショップなど海外の高級ブランドを含めおよそ150の店舗が入る予定です。3棟のビルはいずれも高層階などが住宅スペースとなっています。この3棟ともう1棟の建物の住宅スペースをあわせるとマンションの戸数はおよそ1400戸、およそ3500人が入居する見込みだとしています。このほかインターナショナルスクールなども設けられ、外国人を呼び込むことを強く意識した設計となっています。
森ビルの辻慎吾 社長は「年齢や性別、国籍を問わず、多様な人たちに利用してほしい。国際都市間での東京の競争力強化に寄与していきたい」と話しています。
都内ではことしに入り、オフィスや商業施設などが入る地上45階建ての「東京ミッドタウン八重洲」や、飲食店やエンターテインメント施設に特化した地上48階建ての「東急歌舞伎町タワー」が相次いで開業するなど、再開発が活発になっています。
都内では高層ビルの建設が相次いでいます。2023年3月には東京駅に直結する複合商業施設で地上45階建ての「東京ミッドタウン八重洲」が全面的に開業。
また、4月には新宿の歌舞伎町にエンターテインメントに特化した地上48階建ての「東急歌舞伎町タワー」が開業しました。
このほか、2027年度には、JR東京駅前に地上63階建てで、高さが390メートルの高層ビルが開業する予定です。このビルの高さは2023年11月に東京 港区の虎ノ門・麻布台地区に開業するビルを上回り、日本で最も高いビルとなる見込みです。
都内で高層ビルの建設が相次ぐ理由について、不動産の調査会社「東京カンテイ」は「都心の利便性の高いエリアでは用地の取得が年々難しくなっているが、その一方で、オフィスや住宅、商業施設などの需要は高い状態が続いている。そのため、都内ではこうした施設が入る高層ビルの建設が再開発事業などにあわせて相次いでいる」としています。
国内の高層ビルの高さランキング
NHKがそれぞれの公式HPなどで確認してまとめたこれまでの国内の高層ビルの高さランキングです。
▽1位は大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」で300メートル
▽2位は横浜市西区の「横浜ランドマークタワー」で296メートル
▽3位の大阪府泉佐野市の「SiSりんくうタワー」は256.1メートル
▽4位は大阪市住之江区の「大阪府咲洲庁舎」で256メートル
▽5位は東京 港区の「東京ミッドタウン」の「ミッドタウン・タワー」で248メートル
となっていてTOP5のうち、大阪が3つ、都内と横浜がそれぞれ1つとなっています。
今後5年程度で完成・開業予定も含めたランキング
そして今後5年程度で完成・開業予定も含めたランキングでは、
▽1位が東京 千代田区で2027年度に完成予定の「Torch Tower」で390メートル
▽2位が2023年11月に開業する東京 港区の「麻布台ヒルズ森JPタワー」で330メートル
▽3位が大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」で300メートル
▽4位が横浜市西区の「横浜ランドマークタワー」で296メートル
▽5位が東京 中央区で2026年度に完成予定の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」で284メートル
となっていて、都内で超高層ビルが増え、TOP5のうち都内が3つ、横浜と大阪がそれぞれ1つとなります。
参考元:【日本一高いビル完成 麻布台ヒルズ森JPタワー 高さ330m 最新順位は? | NHK | 東京都】
弊社のご案内している不動産投資とは?
まずはお気軽にお問い合わせください。
(お申込みの際は「資料請求」にチェックを入れお問い合わせください。資料はメールで送付いたします)
ご覧いただいたコラムに関連したコラムをご紹介。
不動産ニュース
川崎で分譲マンション販売/R.E.port
2022/05/14
READ MORE
不動産ニュース
不動産投資歴16年が分析 地方の物件で確実に儲けを出すためには?/マネーの達人
2020/09/25
READ MORE
不動産ニュース
不動産周辺環境の評価指標『Walkability Index(仮称)』開発
2020/07/04
READ MORE
不動産ニュース
「郊外マンション」コロナ禍での販売に意外な壁/東洋経済ONLINE
2021/03/20
READ MORE